5つのチェックリストから現状を確認しよう(1)
●まずは、子どもやまわりの現状を知る
「発達障がい」「精神障がい」「知的障がい」は、
個人によってその程度が異なります。
適切なサポートを見つけるために、
まずお子さんとご家族の「親亡きあとの対策」の現状を
確認することが欠かせません。
進むべき道を決めるには、
まず「現在地」を把握することが大切です。
あなたやお子さんの現在の状況を把握するための
ツールとなっています。
今回は、このチェックリストを元に、
「生活力」「地域・社会との関わり」「経済力」「家族」「専門家からの支援」
といった5つの項目について詳しく説明します。
誰かにサポートを求める際、
状況を伝える目安としても役立ちますので、
ぜひ率直にチェックを行い、
そのうえで解説をお読みください。
まずひとつ目の「生活力」をご紹介します。
1 生活力:ひとりで日常生活を送れるかどうか
●親御さんなしでは、生活できない状態ではありませんか?
これから紹介するチェック項目は、
「障がいのある子を持つ親」のチェックリストと同じ内容です。
それぞれの項目をYESかNOでチェックして、
YESの数を数えてください。
【生活力】
□朝、自力で起きられない
□自力で着替えができない
□食事を自分で用意できない(惣菜の購入も含む)
□金銭管理ができない(あるだけ使ってしまう、ギャンブルをしてしまうなど)
□決まった時間に自分で薬を飲めない
□掃除、洗濯ができない
□歯磨き、洗面、入浴、身だしなみを整えられない
□ひとりで目的地へ行って用事を済ませられない
□(仕事がある場合)勤務先へ定時に出社できない
□自宅でもひとりでは過ごせない(大声を出したり、突然いなくなったりする)
→3つ以上YESに該当する場合、とくに次のコラムをご覧ください。
*親の安心が子どもの自立を育てる、未来を見据えた環境を整えよう
●ポイント: 集団生活のなかで生活力を育てる
生活力に関する項目で3つ以上のチェックが入る場合、
家庭のサポートだけで支えるのは
負担が大きくなりやすい状況と考えられます。
今後も家族だけで支援を続ける前提にするのではなく、
外部の力を取り入れながら、
日常生活を送れる環境を整えていく視点が大切です。
ご本人の状態や特性によって選択肢は異なりますが、
在宅で支援を受けつつ生活を続ける方法もあれば、
障がい者グループホームなどの施設で、
生活面のサポートを受けながら暮らす道もあります。
どちらが適しているかは、
状況を見ながら検討していく必要があるでしょう。
また、選択肢はかならずしも2つに限られるわけではありません。
はじめはグループホームなどの集団生活の場で
基礎的な生活力を身につけ、
少しずつ安定してきた段階で、
在宅生活やひとり暮らしへ移行するという
進め方も考えられます。
まずは、
どのような支援やサービスが利用できるのかを
知ることが第一歩です。
自治体の障害福祉課や基幹相談支援センター、
地域の相談支援事業所などで話を聞いてみると、
具体的なイメージが持ちやすくなるでしょう。

