わが子への想いを、言葉として残してみよう
●完璧な言葉ではなくても、想いはきっと届いていく
「家族だからこそ、恥ずかしくて言えない」
そんな経験をされたことはありませんか。
多くの親御様は、本当に伝えたい想いほど、
胸のなかにしまい込んでしまいがちです。
「まだ元気だから」
「時期が来たら伝えよう」
そう思っているうちに、
気づけば時間だけが過ぎてしまうこともあります。
でも、「伝える」ということは、
「生きているうちに自分の想いを託すこと」
でもあるのではないでしょうか。
もし直接伝えることに抵抗があるのなら、
言葉を書き残してみるのもひとつの方法です。
面と向かっては言えなかった想いも、
文字にすることで届くはずです。
「何を書けばいいかわからない」
「うまく書けなかったらどうしよう」
そんな不安を感じる人も少なくありません。
でも、本当に大切なのは、文章の上手さではなく、
そこに込められた誠実な気持ちです。
たとえば、
「わたしはあなたの味方だよ」
その一言だけでも、子どもにとっては
一生の支えになることがあります。
●想いを家族で共有し、未来につなげる
せっかく残す言葉だからこそ、
家族で共有してみるのもいいかもしれません。
親御様やごきょうだいが、
それぞれの想いを書き記し、
一冊のノートにまとめる。
そうすることで、「家族の意思ノート」のような
存在になっていきます。
そのノートは、
お子様本人の支えになるだけではありません。
将来、支援に関わる人が読んだときにも、
家族がどのような想いで接してきたのかを
理解する手がかりになります。
結果として、お子様らしさを尊重した支援に
つながっていくこともあるでしょう。
●想いを「仕組み」とともに残しておく
特性のある成人したお子様の
「親なきあと」を考えるときには、
気持ちだけでなく、生活を支えるために
経済面の準備も不可欠です。
その際に活用されるものとして、
・遺言書
・家族信託
・任意後見契約
・保険金の受取指定
などがあります。
こうした仕組みの目的は、
お子様が安心して暮らし続けられる環境を
整えることにあります。
想いを言葉として残す。
そして、お金の流れを支える仕組みも準備しておく。
その両方がそろうことで、
お子様の未来への安心感も
少しずつ形になっていくのではないでしょうか。
想いを残すことは、「信じている」という
メッセージを伝えることでもあります。
「あなたらしく生きてほしい」
その願いを言葉にして届けることが、
「親なきあと」を考える第一歩につながっていくのです。
【小さなメッセージ】
想いを言葉にすることは、
生きているうちにできる大切な準備のひとつです。

*将来設計ノート③
わが子への想いを言葉にしてみよう
考えをまとめるページです。
答えを出す必要はありません。
思いついたことをそのまま書いてみましょう。
1 子どもに伝えたい言葉を3つ書いてみましょう
2 家族に残したいメッセージ
3 想いを「仕組み」に変えられる「気になる制度」に◯をつけてみましょう
□ 遺言書
□ 家族信託
□ 任意後見契約
□ 保険の受取指定
□ その他( )
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