障がい者グループホームと高齢者向けグループホームは別物
●障がい者グループホームでの医療行為は、医療と連携して行う
以前のコラムでもお話ししたように、
障がい者グループホームは、
高齢者向けのグループホームと混同されがちです。
最近、高齢者向けのグループホームでは、
看護師さんが配置されることが増えています。
そのため、わたしたちのグループホームも
勘違いされることがありますが、同じではありません。
グループホームでは、看護師さんを配置する義務はなく、
スタッフも特別な医療系の資格を持っているわけではないのです。
なかには、「介護福祉士」といった資格を持っているスタッフもいるのですが、
当然ながら医療的な処置や判断をすることができません。
これが、グループホームの「限界」とも言える部分でしょう。
もちろん、入居者の健康管理はとても重要なものです。
そのため、主治医や訪問看護ステーションといった
専門機関と連携しながら対応しています。
これは、高齢者向けのグループホームとの違いを明確にする意味でも、
認識していただきたい重要なポイントです。
障がい者グループホームの特性を理解し、
支援をともに進めることで、
よりよい環境を提供できるよう願っています。