障がいのある子への「相続」、どう考えればいい?
●家族で話し合い、専門家に相談する
相続に関する問題は深刻です。
障がいを持つ子どもを持った親御さんは、なおのこと。
一度は「自分たち亡きあと」のことを、考えたことがあるのではないでしょうか。
一般的な相続案件なら、「どんな財産を・誰に残すか」「相続税の資金確保」といったことが大きなポイントです。
でも、障がいを持つ子がいる場合、「無事に社会生活を営んでいけるのか」「相続で残した財産をしっかりと管理していけるのか…」といった心配は尽きないでしょう。
社会生活を営むことに関しては、グループホームでできる限りのことをしています。
一方で財産の管理については、別の対策が必要なのかもしれません。
いくつかの手段を知っておくことも大切です。
●きょうだい児の力も借りよう
たとえば、「家族信託」を使う、といったこともそのひとつです。
家族構成にもよりますが、きょうだいがいる場合は、日頃からきょうだい児ともよく話し、協力を取りつけておく必要がありますね。
結局のところ、どんな形で財産(金融資産・不動産など)を残していくかが大きなポイントとなります。
まずはひとりで悩まず、ご家族で話し合ったうえで、専門家に相談するべきです。
わたしも不動産・相続コンサルタントとして、多くの相続案件を経験してきました。
グループホームを運営する立場からも、相談をお受けしています。
ぜひ、ご縁があった方々は、お気軽にお声がけください。