5つのチェックリストから現状を確認しよう(5)
●「頼れる人」を持てていますか?
これまで4回続けて、
「生活力」「地域・社会との関わり」「経済力」「家族からの支援」
のチェックリストについてお伝えし、
現在の状況を見つめてきました。
ひとつひとつ確認していくなかで、
「できていること」と「これから考えたいこと」が、
少しずつ整理されてきた方もいらっしゃるかもしれませんね。
そして最後5つ目の視点は、「専門家からの支援」です。
家族だけで抱えようとすると、
不安が大きくなってしまうテーマほど、
外の力を借りることで見通しが立ってくることもあります。
「どこまで家族で担えばいいのか」
「どんなときに相談していいのか」
そんな迷いを持つ方も少なくありません。
だからこそ、この項目では
「頼れる選択肢を持てているか」
という視点で、現状を一緒に確認していきましょう。
【専門家からの支援】
□財産分けを決めていない、もしくは遺言書を書いていない
□親に不動産収入などの不労所得がない
□親が生命保険に加入していない
□障がいのある子どもの財産管理について、対策をとっていない
□障がい者向けサービス(グループホームなど)を受けていない
□ひとり暮らしが難しい子どもがいる
□相談する専門家がいない
□将来自宅をどうするか決まっていない
→3つ以上YESに該当する場合、次のコラムをご覧ください。
*「分け方・備え方・減らし方」から考える、親亡きあとの相続準備
●ポイント:親亡きあとを見据えて、安心できる暮らしの土台を整える
「親亡きあとの対策」は、
相続の準備の一部ともいえます。
親がいなくなったあとも、
障がいのあるお子さんがその人らしく生活していけるよう、
早めに備えを進めていきたいところです。
財産を残すことだけでなく、
「どのように暮らしてほしいか」
といった想いを言葉にしておくことも大切になります。
親からのメッセージは、
将来の支えのひとつになり得るからです。
親が亡くなったあとも、
お子さんが安心して生活を続けられるようにするために、
「生活力」「経済力」「社会との関わり」「家族からの支援」「専門家からの支援」
それぞれの項目を少しずつ整えていくことが欠かせません。
いまのうちから無理のない範囲で準備を重ね、
将来の安心につなげていけるよう、
それぞれの項目に取り組んでいきましょう。

