5つのチェックリストから現状を確認しよう(2)
●地域・社会と関わる機会を持っていますか?
前回のコラムでは、「生活力」についてご紹介しました。
今回は「地域・社会との関わり」について見てみましょう。
これから紹介するチェック項目は、
「障がいのある子を持つ親」のチェックリストと同じ内容です。
それぞれの項目をYESかNOでチェックして、
YESの数を数えてください。
【地域・社会との関わり】
□近所の人と挨拶ができない
□家族以外とコミュニケーションがとれない
□公共料金を払えない
□銀行や役所の手続きをひとりでできない
□日常的に通う通所先などがない
□勤務先、就労先がない
→2つ以上YESに該当する場合、
とくに次の項が参考になると思いますので、読んでみてくださいね。
*親亡きあとに備えて知っておきたい、公的制度と収入の守り方とは?
*親の安心が子どもの自立を育てる、未来を見据えた環境を整えよう
●ポイント:まずは「日常で通える場所」をつくってみる
社会とのつながりを広げる方法のひとつに、
就労という選択があります。
ただ、障がいのある方にとっては、
いきなり仕事を始めることに
不安を感じる場面もあるかもしれません。
そんなときは、
まず昼間に安心して通える場所をつくることから
考えてみてはいかがでしょうか。
就労支援事業所やデイケア、デイサービスなど、
定期的に通える場所があるだけでも、
地域や社会とのつながりは少しずつ育っていきます。
もし、ご自宅にこもっている場合、
いざというときに頼れる人や場が少なく、
孤立してしまうこともあります。
そうならないためにも、お子さんが
「これならできそう」
と思えることはそっと見守りながら、
時間がかかっても本人のペースで取り組めるよう
支えていくことが欠かせません。
グループホームの運営を通して感じるのは、
練習を重ねることで、
思っていた以上にできることが増えていくということです。
その積み重ねが、
少しずつ自信につながっていく場面も多く見られます。
もちろん、どうしても難しいこともあります。
それでも、
まずは訓練の場に足を運ぶところから始めてみるのも、
ひとつの選択です。
通える場所を探す際には、
基幹相談支援センターや地域の相談支援事業所で
話を聞いてみることをおすすめします。
インターネットで調べて、
気になる場所を実際に訪ねてみるのも、
安心につながる一歩になりそうですね。

