障がいのある人たちの自立と成長
●自立には理解と寄り添う姿勢が重要になる
わたしたちは日常のなかで、自分の成長を実感し、喜びを感じることも多くあります。
その一方で、「現状を維持するほうがラクだ…」と思ってしまうことはありませんか?
これは、障がいのある人たちにも共通する感情です
たとえば
「いままでずっと、身の回りのことをやってもらってきたから、
自分の力でやらないほうがラクだ…。別に、苦労して変わらなくてもいいか!」
と感じることがあるようです。
自分が変化するには、多大な努力と労力が必要となります。
ですから、彼らは
「いまのままでいいのではないか」
と考えてしまうのでしょう。
「自立」には「責任」がともないます。
そのため、どこかに「責任を負いたくない」という気持ちがあるのかもしれません。
ですから、無意識のうちに「やらない」という言い訳をたくさんつくるのです。
ただ、健常者であっても同じような面を持っているのではないでしょうか。
問題は、障がいのある人は、その傾向がより顕著にあらわれることです。
だからこそ、彼らへの深い理解を示しつつ、自立を妨げることなく、
寄り添う姿勢が重要になります。
自立への道のりは、容易ではありません。
でも、周囲の温かい理解と適切なサポートがあれば、
障がいのある人たちも充実した人生を送ることができるでしょう。
まわりの人も本人も、「障がいがあるから…」ではなく、
「障がいがあっても!」に変えていきたいものですね。