「障がいのある子を持つ親」のチェックリスト
●安心して未来を迎えるには、現状を知ることがカギになる
将来を見据えた計画に向けて備えるには、現状を知ることが大切です。
まずは、自分の現状を把握するために、
『「障がいのある子を持つ親」のチェックリスト』をご紹介します。
ここでは簡単に、生活力、地域・社会との関わり、経済力、家族、
専門家からの支援など5つの項目からチェックしてみてください。
詳細は、またあらためて解説します。
ぜひ、現在の状況と照らし合わせながら読んでみてくださいね。
【生活力】
□朝、自力で起きられない
□自力で着替えができない
□食事を自分で用意できない(惣菜の購入も含む)
□金銭管理ができない(あるだけ使ってしまう、ギャンブルをしてしまうなど)
□決まった時間に自分で薬を飲めない
□掃除、洗濯ができない
□歯磨き、洗面、入浴、身だしなみを整えられない
□ひとりで目的地へ行って用事を済ませられない
□(仕事がある場合)勤務先へ定時に出社できない
□自宅でもひとりでは過ごせない(大声を出したり、突然いなくなったりする)
【地域・社会との関わり】
□近所の人と挨拶ができない
□家族以外とコミュニケーションがとれない
□公共料金を払えない
□銀行や役所の手続きをひとりでできない
□日常的に通う通所先などがない
□勤務先、就労先がない
【経済力】
□親から生活費の支援を受けている
□子どもの労働収入が10万円以下である
□障害年金もしくは生活保護を受けていない
□親の資産が5000万円以下である
□親に持ち家がない
【家族からの支援】
□親が60歳を超えている
□障がいを持つ子にきょうだいがいない
□(きょうだいがいる場合)きょうだいが近隣に住んでいない
□(きょうだいがいる場合)きょうだいに養わなければならない家族がいる
□残されるきょうだいに、障がいがある子どもの将来の話ができていない
【専門家からの支援】
□財産分けを決めていない、もしくは遺言書を書いていない
□親に不動産収入などの不労所得がない
□親が生命保険に加入していない
□障がいのある子どもの財産管理について、対策をとっていない
□障がい者向けサービス(グループホームなど)を受けていない
□ひとり暮らしが難しい子どもがいる
□相談する専門家がいない
□将来自宅をどうするか決まっていない
いかがでしたか?
こうしたチェックリストを通じて、
福祉と相続の両方の観点から、
残されたお子さんが困ることのないように
対策と計画を考えていきましょう。