5つのチェックリストから現状を確認しよう(4)
●家族の「いまの状態」を見つめる
将来のことを考えるのは、不安になることも多いですよね。
でも、進む道を選ぶには、
まず「いま立っている場所」を知ることが、
安心につながる一歩になります。
以前のコラムでご紹介したチェックリストは、
できていることや、これから考えていけばよいことを
整理するためのものです。
よい・悪いを判断するためではなく、
現状を知るための目安として使ってみてください。
今回は、そのチェックリストをもとに、
「生活力」
「地域・社会との関わり」
「経済力」
「家族からの支援」
「専門家からの支援」
という5つの視点のなかから、
4つ目の「家族からの支援」についてお話しします。
誰かに相談するときや、
支援をお願いするときにも、
いまの状況を伝えやすくなるはずです。
どうぞ焦らず、ご家族のペースで
チェックしながら読み進めてみてください。
【家族からの支援】
□親が60歳を超えている
□障がいを持つ子にきょうだいがいない
□(きょうだいがいる場合)きょうだいが近隣に住んでいない
□(きょうだいがいる場合)きょうだいに養わなければならない家族がいる
□残されるきょうだいに、障がいがある子どもの将来の話ができていない
→ひとつでもYESがある場合、とくに次の項をご覧ください。
*親の安心が子どもの自立を育てる、未来を見据えた環境を整えよう
*「分け方・備え方・減らし方」から考える、親亡きあとの相続準備
●ポイント:親亡きあとの備えを家族で話し合っておく
「もし自分がいなくなったら…」
そんなことを頭の片隅で考えたことはあっても、
具体的な準備まで進めている人は、
じつはそれほど多くないかもしれません。
ただ、「まだ元気だから大丈夫」と感じている時期でも、
人生はいつ何が起こるかわからないものです。
とくに親御さんが高齢になってからでは、
できる準備が限られ、
選べる道が少なくなってしまうこともあります。
後々困らないために、
次のようなことを家族で共有しておくことが大切です。
・頼れる家族やきょうだいはいるか
・家族・親族が日常的な支援に関われる環境か
・もし難しい場合、どのような外部支援や住まいを確保していくか
こうした視点をもとに、
これからのライフプランを話し合っておくことで、
いざというときの不安を減らすことにつながります。
親御さんが元気なうちに、
成年後見人の検討や必要な手続きを進めておくことも、
安心への一歩になりますよ。

