個別支援計画とモニタリング会議を行う
●入居の目的を達成するために計画を立てる
障がい者グループホームでは、
入居者一人ひとりのケースに合わせて、
入居の目的を達成するためにさまざまなことを試みています。
その方法のひとつに、
「個別支援計画」と「モニタリング会議」があります。
モニタリング会議は、
グループホームの運営上、数ヵ月に1回行うものです。
入居者ご本人とサビ管(サービス管理責任者)や施設スタッフ、
入居者の相談支援員などが参加して開催します。
会議では、入居者や保護者の
意向、希望、特性等を踏まえて作成する
個別支援計画が計画通り実施されているか、
そして計画の見直しが必要ないかを話し合います。
わかりやすく説明すると、
「この人については、個別支援計画として、こんなふうに進めていきましょう」
「いま、どんなふうにできていますか?」
と現状を把握しながら、
必要に応じて見直しを行うための会議です。
もちろん、個別支援計画は一人ひとり異なるので、
話し合う内容も変わります。
モニタリング会議は、
グループホームが関わる法律などに則って、
ルールとして行わなければいけません。
入居者の目指すところについて、
就労などに向かうステップがきちんと進んでいるか
確認するために大切なものです。
ホームとして、国からの支援を受けるためには欠かせません。
役所は、だいたい3年に一度、
個別支援計画の作成やモニタリングが
きちんと行われているかどうかなどの
実地指導・監査に入ります。
グループホームは行政の指定に基づき、
入居者の自立や地域社会とのかかわりなどを支援する施設です。
そのため、しっかりと取り組んでいくことを日頃から心がけています。