障がい者グループホームを上手に活用したいとき 知っておきたい用語その1
●専門用語の意味を知りましょう
「丁寧に説明してくれているけれど、専門用語が多くてよくわからない…」
こんなふうに感じたことはありませんか?
福祉系のサービスがややこしくなる一因に、いろいろな言葉、役割がとても多いことがあります。
言葉の理解だけで精一杯になり、
「よくわからないから、もういい!」
となっては、あまりにももったいない話ではないでしょうか。
今回は、最低限知っておいていただきたい言葉をあげてみました。
複数ありますので、2回に分けてお伝えしていきます。
もし、お話を伺ったときなどにわからないことがあったら、こちらをご参照くださいね。
●「サービス管理責任者(サビ管)」の役割は、は支援計画・管理とサービスの質の向上を行うこと
サービス管理責任者は、「サビ管」と略されることが多々あります。
障がい福祉サービスを提供している事業所に、配置が義務づけられている役職(資格)です。
主な業務として、利用者一人ひとりに対する支援計画の策定とその管理業務、グループホーム内外の関係者・関係機関との連携、直接支援員(職員)の教育指導・助言です。
つまりは、グループホームにおける個々の支援内容やサービスの質向上を担う「要」となる存在と言えるでしょう。
サビ管は、グループホームに最低でもひとりは置かなければいけない決まりがあります。
職員のなかでも実務経験などの資格要件が細かく定められており、多くのグループホームが確保に苦慮する人たちなのです。
●「管理者(施設長)」は、施設運営における管理業務全般を行う役割
施設長とも呼ばれるグループホームの管理者は、施設の代表的存在であり、さまざまな管理業務を担当する立場です。
その業務は、サービスの品質管理から人事・労務管理、収支・備品管理など多岐にわたります。
管理者は、利用者が快適に生活できる環境を整えるだけでなく、職員が円滑に業務を遂行できるように支援する、重要な役割を果たしています。
つまり、グループホームがよりよい場所となり、利用者とスタッフの両方が満足できる環境をつくり上げるのが、管理者の役割なのです。
●「世話人」は、入居者の身のまわりのお世話をする人たち
グループホームの世話人は、入居者と接しながら身の回りのお手伝いをする人たちです。
主な仕事は、
・掃除・洗濯・食事などの家事のサポート
・金銭管理
・健康管理
・服薬管理
・生活相談
などです。
障がいのある人と直接接する仕事なので、家事も、人と接するのも好きで、障がいに理解のある人が多い傾向があります。
「聞いたことがあるけれど、意味がよくわからなかった」
という言葉もあったのではないでしょうか。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。